食事の動機
ダイエットをするときには、食べる量にも気を使うべきですがそれ以上に大切なのは食事をするときの動機です。
動機なんて言い方をすると、「お腹が減るから食べるに決まっているじゃないか」と考えてしまう人もいるかもしれません。
ですが、ダイエットができにくい人や、便秘など体質的によくない影響が出てしまっている人の多くは、よくない動機での食事をしているのだといいます。
私の尊敬する栄養学の先生の言葉を借りれば「どうすればお腹が喜ぶかを考えて、食事をしていくのが健康の基本」」ということです。
何気なく食べている食事も、自分がどんな気持ちで食べているかを深く考えてみると、意外によくないことをしているのかもしれませんよ。
よくない動機
よくない食べ方の動機には3つの原則があります。
- 機械的に食べる
- 感覚的に食べる
- 感情的に食べる
というものです。
順に説明をしていくと、まず1の「機械的に食べる」とは、食事をすることに集中せずに食べるという方法です。
厳しいダイエット中の人などにありがちですが、時間がきたから決められた量のものだけをただ口に入れるという食べ方です。
他にも、忙しいので適当にあるものを口の中に放り込むことや、テレビなどを見ながら何を食べているか意識することなくだらだらと食べるといったことも含まれます。
次の2にある「感覚的に食べる」とは、なんとなくおいしそうだから、という食事内容に配慮のない食べ方です。
私もついついやってしまいがちなのですが、ご飯の時間がまだなのに、目に入ったお菓子がなんとなくおいしそうだったからという理由で口に入れてしまったりします。
対してお腹も減ってないのに、誰かが食べていたからなんとなく、ということもこれに含まれます。
3の「感情的に食べる」とは、どか食いややけ食いといった、気持ちの変化によって食べる量を変化させる方法です。
気分が乗らないから全く食べなかったり、反対にイライラしたから一気に何人分も食べたりという不規則な時間や量の食事をすることをいいます。
体によい食事方法とは、規則正しく、適量を、おいしく食べるということなんだそうです。
自分の体質にあわせてメニューを考えたり、適正体重を考えて量をセーブするようにするのはまず規則的な食事ができるようになってからということです。
食事をするときには、その食べ物がどんな材料でどんな味付けなのかに意識を集中するようにして、大切に食べ物を取り扱うようにしないといけないのです。