「ぽっちゃり」という言葉には、平均的な体型よりもやや体重が高めの体型をしていることを肯定的に捉えているという印象があります。
ですが「太り過ぎ」という言葉になると、一見同じようなことを示しているようでもそのウラに含まれる意味合いはかなりネガティブなものになってしまいます。
「女の子はちょっとぽっちゃりしてた方がいい」という男性はいるかもしれませんが、「女の子は少し太り過ぎの方がいい」という人はいないでしょう。
そこで考えてみたのが「ぽっちゃり」と「太り過ぎ」にはどんな差があって、どういう場面で使い分けがされるかといういうことです。
男性から見たぽっちゃり
男性の目から見る「ぽっちゃり」が女性として考えている「やや太り気味」のイメージとはかなり違っていることはわかります。
おそらく男性目線での「ぽっちゃりがいい」というのは、女性らしい体のパーツである胸やお尻といった部分に適度に肉が乗っているという意味であって、全体的にデブデブした感じのことを好きだとは言わないでしょう。
しかし都合よく胸やお尻にだけ肉がついているような“出るとこ出てる”体型は、単に痩せ体型を作るよりも数倍難易度が高いスタイルです。
世間的に「ぽっちゃり」な人というのは確かに胸やお尻にお肉が乗っていることはよくありますが、それ以外の部分にもちゃんと均等に脂肪がくっついてくれているものです。
男性的な許容範囲を考えてみると、胸とお尻の他の部分で比較的基準がゆるいのは、二の腕、ふともも、フェイスラインくらいではないかと思います。
厳しく見られるところ
反対に同じ脂肪がつくにしても見た目基準として厳しく扱われるポイントは、顎や首、それとお腹周りではないかと思われます。
特にお腹周辺については同性・異性ともに厳しい視線をつけてくるようで、三段腹や脇腹のたるみのような部分が見えると、それだけで「太り過ぎ」という烙印がおされてしまいます。
スカートやパンツを履いた時に、ウエストの上に肉が乗るようになるともうおしまいというふうにもなるでしょうか。
そう考えると、ぽっちゃりを魅力の一つとしていくためには、体重を落とすことと同時並行で「たるみ」をなくしていくことが必要なようです。
首や顎まわりは年齢を重ねてくると特にたるみがちな部分でもありますが、たるみが進むと太っているというよりも老けて見えるようになってしまいます。
私はまだ20代であるのでそれほどたるみは意識しているわけではないのですが、今後はたるまないよう努力をしていきたいです。